民宿イラヨイ、初めての新年を迎えました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年一年が皆さんにとって素晴らしい年になるよう、心から祈りつつ、新年を迎えました。

 

さて、みなさんはどのように新年を迎えられたでしょうか?

ここ石垣島では、1月1日は各家で新年を祝います。

どこの家にも基本的に、一番東側の一番座に床の間が、その西側(家の真ん中)の二番座に仏壇があり、一番座には、写真のような「花米」とお神酒が飾られます。

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すごく豪華なお供えでしょ!

豪華な塗りの各お重に、はお米(花米)が入っています。
特に一番上のお重には、お米が山状に積まれます。

写真では、お米の上に炭と昆布とイセエビが置かれていますが、
通常はイセエビではなくミカンのようです。
その周りにはぎざぎざの紙が巻かれます。

飾りにはそれぞれ意味があります。

花米: 白米。島を象徴し、主食の王座を示しています。
橙(みかんで代用): 代々末永く栄えるようにとの祈りを込めています。
昆布: 折りたたんで丸い筒状に。喜びが幾重にもあるようにと祈りを込めた海の幸。
木炭: 煮炊きに使う大事な火種で、多幸を祈る山の幸。
饗立(コウダテ): 周りにあしらえたギザギザの紙は、海や山を越えて幸せがもたらされるように、との願いが込められているとのことです。

この飾りは八重山に特有です。

 

八重山のお正月は、内地にいる親戚が戻ってくるため、行事が目白押しです。

明日は「まれどし(生まれ年)」の祝賀会です。

下は12歳、上は96歳のお祝い。

特に朝8時からの「カジマヤー」は必見です。

また明日ご紹介しますね。